Chapter3/vol.3

電球の種類と特色

〜歴史・寿命・適所〜


電球の種類とその歴史や特色をご紹介いたします。


白熱球

1878年にイギリスのスワンによって発明されたガラス球内のフィラメント(抵抗体)のジュール熱による輻射を利用した電球です。現在日本で一般的に使われている ‘ソケットにくるくるとねじ込むネジ式口金’ は発明家のエジソンが実用化した物で E型(エジソンベース、Edison screw) と呼ばれ、一方スワンが作った電球は押し込んでひねりながら着脱するタイプで銃剣の剣(Bayonet)を着脱するのと似ていることから B型(バイオネット式) と呼ばれています。
E型 B型
寿命は約1000時間で電球点灯時の周囲温度(器具内温度)によって電球の寿命が変化します。60℃以下では寿命に変化はほとんどなく、60℃を超えると寿命が短くなります。

一般の人工光源の中では光の分布が自然体で演出性に優れている為、写真などのスチール撮影の光源として広く利用されています。また陰影がつきやすいので立体感が生まれ暖かみのある光色は雰囲気のある空間作りに最適です。






電球型蛍光灯

1856年ドイツの(物理学者)ハインリッヒ・ガイスラーによって作られたガイスラー管が蛍光灯の起源と言われています。蛍光灯が世の中の人々に紹介されたのは 1939年のニューヨーク万博博覧会でした。放電により水銀から紫外線を発生させ、ガラス管内に塗布されている蛍光物質に紫外線が照射されることで可視光線が発生します。

寿命は約6000時間と経済的ですが、他の電球に比べサイズが大きくなるため器具によっては合わない場合があります。

空間全体を均一に明るく照らし出す拡散光なので書斎や事務所などの明るさが必要な作業を行う場所に向いています。






LED電球

Light Emitting Diodeの略で発光ダイオードを使用した照明器具です。1994年に青色発光ダイオードが開発された事によりLEDによる白色光照明の実用可能性が高まり、現在もっとも新しい照明器具として市販されています。

LED照明の一番の特徴が寿命の長さで約40000時間で交換が困難な場所など、取り替える手間が大幅に軽減できます。また低消費電力のうえ他の器具に比べ発熱性が低いのでランニングコストに優れています。

点滅による寿命劣化が少なく点滅頻度の高い洗面所やトイレなどの水周りの照明に向いています。 照射範囲は他の電球に比べて狭いため広範囲を照らすには不十分ですがダウンライトや手元灯などに最適です。











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